イエスの死後、彼は復活し昇天したという信仰から、イエスこそ神の子、メシアである(=イエスはキリストである)という信仰が起こりキリスト教が誕生しました。キリスト教をユダヤ人以外にも広めた功労者はパウロだと考えられます。
彼はローマ市民権を持つ裕福なユダヤ人の家に生まれ、幼名をサウロと言いました。ストア哲学の教養の上にエルサレムで学んだ、パリサイ派の熱心なユダヤ教徒でした。彼はキリスト教徒を迫害するためにダマスカスに向かう途中で、突如、天からの光と声を聞き回心し、キリスト教徒になりました(使徒行伝9)。
パウロは「イエスは主である」「神が死人の中からイエスをよみがえらせた」と考え、イエスの死は人間が生まれながらに持っている罪(=原罪)をつぐなうものであった(=贖罪)と考えました。そしてさらに、イエスの死と復活と再臨は『旧約聖書』での預言の成就であると解釈しました。
また彼は、律法はこの世において救われた存在を持続させるには有効であるが、正しいとされ(=義とされ)救われるのは、信仰によってだけであると考えました(=信仰義認論)。
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